B&S3198よ喜べ
入院生活から脱却して早ひと月が経過した所、いつも出演依頼をいただくT市民オーケストラから出演オファーがきた。
今回は4月の定期演奏会で、テューバが乗るのは「ドボ8」「歌劇カルメン組曲」「歌劇ザンパ序曲」とのこと。「ドボ8」と「カルメン」は何回か演奏経験があるので何とかなると思うが、「ザンパ」は確かオフィクレイドだったと記憶しており、楽譜を拝見してないのでなんとも言えないが、例によってテューバで演奏するには高すぎる音域なのではないかと予想している。
いずれにしても、再び半年以上も楽器に触れていない「空白」を心ならずも作ってしまい、また一からの(楽器の整備から)やり直しは厳しい。
演奏面で皆に迷惑をかけないかとても不安なものの、またB&S3198を演奏することの喜びへの期待の方が勝り、依頼を受けることにした。
打ち上げの美酒のことを考えれば、少々の不安は吹き飛ぶだろう!!
- アーティスト: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団飯守泰次郎,ドヴォルザーク,飯守泰次郎,東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
- 出版社/メーカー: フォンテック
- 発売日: 2000/12/21
- メディア: CD
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- アーティスト: 小澤征爾,ビゼー,フランス国立管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/02/26
- メディア: CD
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- アーティスト: ロッシーニ,レズニチェック,エロール,オーベール,シェルヘン(ヘルマン),ウィーン国立歌劇場管弦楽団
- 出版社/メーカー: MCAビクター
- 発売日: 1999/07/16
- メディア: CD
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貞操問答のブラームス
入院中のため、暇に任せてネットサーフィンならぬTVサーフィン?をしていたら、突然ブラームスの交響曲4番終楽章が耳に飛び込んできたのだ。
興味を惹かれて引き続き視ていたら、TBS系で昼の1時から若手女優さくらが主演のメロドラマ「貞操問答」であることがわかった。
昼メロ独特のドロドロ愛憎劇に興味は無いが、劇中曲につられて更にしつこく視ていたら、出てくる出てくる。ヴェルディの「運命の力」序曲、リストのハンガリア狂詩曲2番(オケ版)や、作曲者不明(私の無知)なチェンバロソロ、ヴァイオリン協奏曲等々文字通り「劇的な」曲のオンパレードなのだ。
もしも、「貞操問答」の超スペクタクルな使用曲のみでCDをリリースしたら、今流行の「癒し」の効果はないかもしれないが、刺激に飢えた昼メロ愛好家の絶大な支持を受け、大ヒットするのではないかと思うのだがどうだろう。
「ブラ4」には残念ながらテューバはないのだ
- アーティスト: 小澤征爾,ブラームス,パーロウ,サイトウ・キネン・オーケストラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2000/04/26
- メディア: CD
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「運命の力」は好きな曲なのでいつか演奏してみたい
- アーティスト: アバド(クラウディオ),ヴェルディ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2002/09/25
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- アーティスト: ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団,バッハ,リスト,ロッシーニ,スッペ,ビゼー,ドビュッシー,シュミット,ブラン(フランソワ=ジュリアン)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/01/24
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ブラスの快楽
- 作者: 関口義人
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なにやら、どこぞのブログの題名と少しかぶっているような著書名に惹かれて思わず手に取ったところ、久々のビンゴだったのである。
この本のテーマはズバリ「ブラスの響きを聞いて快楽に浸ろう」で、この目的に沿って、あらゆるジャンル、あらゆる年代、そして全世界あらゆる国と地域を網羅したCDを厳選600枚紹介しているのだ。当然テューバが活躍するCDも多数あり。
驚いたことに筆者自身は管楽器を演奏する人ではなく、純粋にリスナーとしてジャズ狂いになった事をきっかけに、このニッチな世界に足を踏み入れたらしい。よくここまで取材と勉強をされたと思う。
ブラス(ホーンセクション)が活躍するといえば、吹奏楽、管弦楽、ジャズ、ロック、映画音楽、民俗音楽から果ては日本の歌謡曲、ちんどん屋まで、確かに曲によっては強烈な快楽・陶酔を感じるものが存在する。
主に金管楽器&サキソホンを自ら演奏する方、かつては演奏した方、またはとても興味がある全ての方々にお薦めしたい1冊である。
紹介された600枚の中で、私が所有していたのはこの1枚だけだった。けっこうショック!
- アーティスト: チェイス
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1995/02/01
- メディア: CD
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テューバなCM
前々から思っていたのだが、TV番組本編よりも合間のCMの方が面白かったりすることがよくある。最近はよくできたCMが多い。
それはともかく、この1〜2ヶ月間に流れたTVCMの中で、音楽や効果音にテューバが使用されていると思われるものがいくつかあったので、書き出してみた。
1、NTT タウンページ広告販売中(なぎら健一、ピエール瀧)
6、OLFA カッター
7、NTTドコモ 携帯電話
等々、私の聴き間違いだったら許して。
単純に音楽の伴奏で頭打ちをしているケースもいいけれど、「タウンページ広告販売中」のような主役的使われ方は、テューバの音がユーモラス(死語?)な雰囲気を醸し出していて素晴らしい。テューバという楽器の可能性と、意外なモテモテ振りを感じた。
ライバルはファゴットか?バスクラか?バリサクか? かかってきなさい!!
- アーティスト: オムニバス(クラシック),ロンドン・フィルハーモニー合唱団,フェネル(フレデリック),ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団,ボンド,ロジェ(パスカル),ロジャース(エリック),カッチェン(ジュリアス)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: CD
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ソクラテスの皮肉
- アーティスト: The TUBA band,外囿祥一郎,山岡潤,阿部安誌雄,荻野晋
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: CD
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食わず嫌いという言葉があるが、私にとって「バリチュー」はまさに演奏したこともなければCDを聴いたこともなく、ユーフォニウムとテューバだけのアンサンブルなんてドロドロモゴモゴしていて何をやっているのか訳がわからないものだと思っていた。
が、このたび、いつもお世話になっているT市民オーケストラのinutaさんからお見舞いとしてこのCDをいただいたので、生まれて初めて「バリチュー」を聴くはこびとなった。
このCDは、あの「ソリッドブラス」の村田陽一氏がプロデュースをしている上、録音やミックスの仕方が所謂クラシックのそれではなく、プレイヤー各々の音がはっきり(カスカス音まで!)とリアルに聴き取れる。また、全体的にジャジーな雰囲気が漂っていて、「バリチューオタ」な方は真剣に、そうでない一般の方はBG的に気楽に聴くことのできるものとなっている。
参加メンバーの中で特筆すべきは、世界的ユーフォニウム奏者である外囿祥一郎氏で、勿論名前は従前から知っていたのだけれど、演奏を聴くのはこれが初めてで正直驚いてしまった。そもそも音を文章で表現するのは難しいのだけれど、その超絶技巧とドライで張りのある音は、例えてみれば、ユーフォニウム界のロジャー・ボボといったところか。
結論として、今まで食わず嫌いだったバリチューも、このCDの存在によって私の中の認識が改まり、条件(選曲、編曲、メンバー等)が揃えば、はまりまくる可能性が出てきたのだ。
しかしながらバリチューは、CDを聴く分にはいいけれど、「へたっぴ」アマチュアが手を出すにはハードルが高すぎるかも・・・。
1976年の吹奏楽全国大会
今日、高校時代の同期の美男・美女?連中がお見舞いに来てくれた。
往年の釜石南高校吹奏楽部のフルート、バスクラリネット、ホルン、トランペット、テューバ(私)が集合したのである。
話は自然と吹奏楽コンクール全国大会出場時の思い出話となっていった。
○私達の時(1976年)は神奈川県民ホールだったので、普門館ではなくて残念だった。
○まだ東北新幹線が存在せず、岩手県の釜石からチンタラと貸切バスで移動したので、体 力的に非常にきつかった。
○私達の指導者は学者肌で非常に寡黙であり、「笑ってコラえて」に登場するようなスパルタな指導者ではなかったのに全国に出場できたのはまぐれの証明?
まぐれでは全国には行けないと私は思うが・・・・。
○バスの運転手が横浜近辺の道路事情(渋滞事情)に疎く、神奈川県民ホールのステリハ の時間に間に合わず、リハが全くできなかったのは前代未聞!
等々。
で、この話の続きは居酒屋に場所を変えて大いに盛り上がったと思われる。できたら私も参加したかった。
「笑ってコラえて」で映し出される高校生達と当時の私達とは、環境・楽器・自由曲の傾向などでかなりの相違点があるけれど、一つだけ共通のことがある。「ひたむきさ」である。何かにひたむきになれるって素晴らしい事だと改めて思う。
敬老のテューバ
入院中の私のところへ、当ブログに時々コメントしてくださっているパツラスキーさんが面会に来てくれた。東京出張のついでのこと、ありがたい話である。
入院という割と自由な時間が豊富にある環境にいると、たくさん本を読んだり、たくさん音楽を聴いたりとしそうなものだが、意外と全くそんな気にならないものである。まして堅苦しいクラシック音楽や「テューバ」のことは、チラリとも思い浮かばない。
しかし本日、「年だから」という理由でラッパ(トランペット)を引退してしまったパツラスキーさんが来てくれたことで、楽器や音楽のことを思い出すきっかけとなってくれた。
過日「敬老の日」というものがあったが、私の場合はこの先年齢を重ねてもなるべく引退はせず、金管アンサンブルなぞを組んで、老人施設等を慰問することができたらいいのになと漠然と考えている。
アマチュアなのだから引退もなにもあったものではないが、退職後のビジョンがまるで無いよりは夢みたいなことでもあった方がいいのかなと思う。
こんなふうになれたらいいのにネ
- アーティスト: 上野の森ブラス
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 1999/06/23
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