もっとテューバ!

岩井 英二(テューバ
オーケストラ作品のTUBAパート・サウンド
(オーケストラ・スタディ参考演奏)
企画・制作:メアジック http://mehrsik.com
mCD00021

釜石南高校吹奏楽部の同期であり、今や岩手県屈指のオーボエリード職人(と、本人は言っている)T澤氏からお見舞いとしてもらったCDであるが、こんな気の利いたものがあったなんて全く知らなかった。今は入院中で身動きがとれないのが残念であるが、これを聴いているとうずうずしてくるのだ。

単にテューバのオーケストラスタディCDといってしまえばそれまでだが選曲に特徴がある。私などのようなへなちょこアマチュアテューバ奏者が演奏する可能性のある、あるいは日本のアマオケで人気があり演奏会の演目に選曲される可能性のある曲が網羅されているのだ。従ってとても実用性が高い。

アマオケの世界に飛び込んでまだ10年程であるが、CDに40曲収録されている内、13曲も演奏会で乗った経験があった。逆にいえば10年前にこのCDが存在していればどんなに助かったか。ちなみに当時からジーン・ポコーニのオーケストラスタディのCDを所有していたが、その中から実演したことがあるのは記憶ではわずか2曲だけである。つまり目的となる対象者が全くちがうのだ。

なにより一番参考になるのはブレスの仕方と場所。あとは曲によるC管とF管の選択だろうか。そうはいっても私自身はC管しか所有してないので選択の余地などないのだが・・・。

このCDを聴いていて、ふと思ったのは<展覧会の絵>の「ビドロ」は、いかにF管とはいえテューバでやるのは音色的に無理があるような気がしたこと。現代ならユーフォニウムの柔らかな音色の方が良いのではと思うがどうだろう。


これがジーン・ポコーニのオケスタ

Orchestral Excerpts for Tuba

Orchestral Excerpts for Tuba