歌劇「アイーダ」より大行進曲

ヴェルディ

アマオケでこの曲をやる場合、長いオペラの中でしかもマーチだけでも相当なボリュームがある楽譜の、どの部分を切り張りして採用するかで快感の度合いが随分変わってくるのではないか。まあその辺のところは指揮者やスタッフのさじ加減まかせになるのだが。私がこの曲を演奏した中で印象に残っているのは、「横浜みなとみらいホール」で合唱と一緒に演奏したときで、とても気持ち良かった。オケも合唱もアマチュアの寄せ集めだったのだけれど、オケの演奏の上から合唱が覆い被さってくると、この壮大なオペラの場面を(鑑賞したことないくせに!)想像してゾクゾクっとしてしまった。

ヴェルディテューバではなく「チンバソ」という「コントラバストロンボーンのバルブ仕様」といった感じの楽器を指定しており、テューバでは音が広がりすぎてトロンボーンとの相性が良くないと言われている。ま、無いものは致し方ないわけで開き直るしかないのだが、最近では新大久保のダクで「チンバソ」を売っていたという話もあるぐらいなので、アマオケでもヴェルディをやるときは「チンバソ」に持ち替えるというテューバ奏者が現れている可能性がある。


ヴェルディ:歌劇《アイーダ》 [DVD]

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