「わが祖国」より モルダウ

スメタナ

とにかくフルート。冒頭のフルートの「二人羽織」をどう攻略するか。フルート人口は管楽器の中ではダントツに多いだろうから名手も巷にあふれているはずなのに、アマオケに入ってきて合奏するということになると、勝手が違うという感じ。交代で演奏しているにもかかわらず、「あたかも一人で演奏しているかのような」というのは非常に難しい話である。そんな訳で非常に有名な曲であるにもかかわらず、アマオケではそれほど人気の高い曲とはいえないようだ。

テューバは「激流」のあたりでトロンボーン達とバトルを繰り返して楽しいし、ラストでは腹筋が痛くなるくらいフォルテが続くので嬉しい悲鳴だ!
問題は、「源流」と「激流」の中間地点にある金管のハーモニーで、とてもデリケートなppを要求されるので非常に緊張する。この美しくてテューバにとっては苦しい部分を抜けると、お楽しみタイムなのだ。

なにしろ不勉強で、「我が祖国」はこの モルダウ しか聴いたことも演奏したこともないが、他の曲も素晴らしい曲ばかりとのこと。機会があれば全曲!?やってみたいものだ。それは無理としてもせめて全曲聴くか!


スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」