歌劇「イーゴリ公」よりダッタン人の娘達の踊りとダッタン人の踊り

ボロディン(編曲 池田肇)

日本テレビの「笑ってコラえて」という番組を風呂で湯につかりながら(自慢?)偶然見たが、これがとてもやばかった!指導者の押し付けがましい指導であるとか、わざとらしく体を揺らして演奏する生徒達に対してはいただけないと思ったが、とにかくひたむきな高校生の姿を見ていたら、訳も判らず涙がボロボロこぼれてきた。(風呂場だったので家の者に見られなくて本当に良かった)そしてテレビの内容と我が高校時代がダブってしまったのである。

私が高校3年時のコンクールの自由曲である。娘達の踊りはアレンジ出版されていないし、ダッタン人の踊りの方も吹奏楽にアレンジしたものは、調が違う。そこで我が校を指導指揮してくれていた我が校OBの池田肇(当時佼成WO、現在東京交響楽団Ob奏者)氏が自ら編曲してコンクールに望んだのである。

東北から全国へは3団体の枠で、当時「秋田南」と「花輪」はダントツにレベルが上のため本番前から確定のようなもので、残るひとつを「弘前南」か「横手」か我が「釜石南」かという下馬評だった。結果は生涯最初で最後の「全国大会」出場!全国では残念ながら銅だったが、本当に良い思い出となっている。

とても美しいメロディーの名曲であるけれど、原曲のテューバは暇なのでけっして「おいしい」とは言えない。だからコントラバスの分も担う吹奏楽アレンジで演奏できてむしろ良かったのかもしれない。



ロシア名管弦楽曲集

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ワレリー・ゲルギエフ

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