入れ歯
情けないことに入れ歯をつくることになった。
幼少の頃から歯槽膿漏ぎみだったらしく、20歳を過ぎる頃から歯がポロポロ抜け出し、今では奥歯(臼歯)が1本しかない有様。このままでは食事もままならず、栄養面でも噛み合わせの不具合からくる不健康面でも心配されることから「入れ歯」に踏み切ることとなった。
43歳で「悪性リンパ腫」を患い(現在も継続治療中)、45歳で「老眼」が発症、髪の毛も薄くなりはじめ、「悪性リンパ腫」に対する恐怖感から「鬱病」にもなり、そしてとどめは「入れ歯」である。
この状態でよく「お気楽に」テューバを演奏しているものだと我ながら感心する。が、逆に言えば楽器を演奏している間はその全てを忘れていられるという面も否定できない。
私の場合、演奏するときは「入れ歯」は装着していない。とてもじゃないが異物か口にあるのに演奏なんてできない。
が、私の知り合いのアマチュアホルン奏者で、「総入れ歯」の人がいる。年も私よりかなり上ではあるが、なんとかアマチュアレベルでは標準(何をもって標準とするかは難しいが・・・)の演奏を保っている。尊敬に値すると思う。
管楽器奏者にとって「歯は命」であるが、歯は無くとも演奏したい情熱があればなにするものぞ、である。むしろ口の中の容積が広くなって良い音が出せるかもしれない!?中高年の金管楽器奏者の皆さん、諦めずに最後まで「ラッパ」を吹き続けましょう!
新潟市立東山の下小学校同級生の元テューバ吹きで今はホルン吹きの「古ちゃん!」、あなたはいかがですか?
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