死の舞踏

サン・サーンス

夏のファミリーコンサートに向けてこの曲の合奏練習を重ねて行くうちに、テーマがおどろおどろしい!この曲が少しづつ好きになってきている。

私にとってサン・サーンスの曲といえば、小学校のときに音楽の授業で鑑賞した「動物の謝肉祭」や高校3年のときに吹奏楽コンクール東北大会の弘前南高校の演奏で初めて聴いた交響曲3番「オルガン」が思い出深いのだが、この「死の舞踏」はこの二つの曲が絶妙にリンクしている部分が多いと思われるのだ。

作曲当時「木琴」は管弦楽で使用する楽器としては認識されていなかったらしいのだが、サン・サーンスは「死の舞踏」で「骨の音」として木琴を採用、その印象的なフレーズをそのまま「動物の謝肉祭」の「化石」に引用している。だから初めて「死の舞踏」を聴いたときは「?」と思ったものだ。

またオーケストレーションでのフルートの使い方が「オルガン」を彷彿とさせる部分が多く、まるで「オルガン」を演奏しているような(「オルガン」を演奏したことは無いが・・・)錯覚をおぼえてしまう。

テューバにとって特に「おいしい」部分がある訳ではないが、121小節からと129小節からのCのロングトーンは、何故か理由はわからないがとても心地よく、私にとっては「快楽のテューバ」な部分となっている。

死の舞踏?マルティノン/フランス音楽名演集

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サン=サーンス:動物の謝肉祭

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サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」/フランク:交響曲ニ短調

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