第2組曲

G.ホルスト

ちょうど1週間前、高校時代吹奏楽部で一緒に演奏したフルートのS嬢?と中学時代吹奏楽部のテューバの先輩(残念ながら同じステージで演奏したことがない)でもあるその旦那様Y氏が所属する某有名電気機器メーカーの吹奏楽団の定期演奏会鎌倉芸術館で開催されたので聴きに行ってきた。

今回で12回を数える定演は、当初は企業のアメフト部応援の寄せ集めからスタートしたとは思えないほど充実しており、かつては小ホールだった会場がいつのまにか大ホールに変わっていたほど観客数も増え、演奏レベルの上昇が固定客をつかみつつあることを物語っている。

そして私にとっては幸運なことに、吹奏楽古典の名曲中の名曲のひとつ、ホルストの「第2組曲」を聴くことができた。

この曲、LPやCDでは幾度となく聴いていて、とても耳になじみのある曲だが、以外にも私自身が演奏したのは、25年程前他の団体での賛助出演の1回のみ。

また生演奏を聴くのも30年以上前に、新日鉄釜石吹奏楽部(当時は職場の部で全国大会の常連だが現在は廃部!)の名演を聴いて以来である。それだけに今回聴くことができてうれしかったのである。

なんといっても注目は1曲目のユーフォニウムのソロであろう。テューバよりも歴史が新しいため、管弦楽では出番の少ないテューバよりもさらに圧倒的に少ない出番で認知度も低い。が、この曲のソロを聴けばその音の魅力、表現力の豊かさ、存在感に誰でも夢中になるだろう?
テューバトロンボーンとともに、この「吹奏楽の花形楽器ユーフォ」をサポートして伴奏に徹するわけだが、これがまた快楽だったりするわけである。

第2組曲を選曲してくれてありがとう。生演奏に勝るもの無し!


ホルスト:組曲第1&2番

ホルスト:組曲第1&2番