テューバ的吹奏楽選曲考

吹奏楽の場合テューバは基本の楽器なので管弦楽のようにテューバの出番が云々の問題は通常おこらない。

が、演奏するジャンルがあまりに広いという点に問題点が潜んでいると思われる。

テューバの観点から言えば、編曲によるが、多くの場合ポップスロックあるいは歌謡曲流行曲(主にミュージックエイト)等でみられるエレキベース系の動きが続くと、「こんなんやってられるか!」という不満が噴出することになるので気をつけたい。

次に管弦楽曲吹奏楽にアレンジした所謂「アレンジもの」についてだが、せっかく吹奏楽のために作曲された所謂「オリジナル」で素晴らしい曲がたくさん存在するのに、わざわざ管楽器に無謀なことを要求する編曲ものをやらなくてもいいのではないかと思う。大作曲家のシンフォニーを演奏したければ、星の数ほどあるアマオケの中からから自分に合った団体を選び、そこで演奏すればよいのだ。

もっとも弦楽器の経験者がほとんどいない、アマオケなんて「ありえネー」地方の過疎地(例えば私の出身地釜石市)などでは、吹奏楽にアレンジしたものでなければ有名な管弦楽曲を演奏する機会はないのだから一概には言えないが。


仮に演奏会を2部構成とする場合、1部をまじめ系、2部をポピュラー系でのりよく進めるとしよう。

1部はやはり吹奏楽のオリジナル曲で固め、2部は映画音楽などでお客さんの心をがっちりつかむことが王道なのではないか。アンコールは世間で話題のものをいち早く採り入れるのが良いかと思われる。

最後の最後は「ブロックM]等のコンサートマーチで締めるのがいいだろう。(古過ぎる?)

やっぱオリジナルでしょ!