唇に吹き出物!?

月曜日に下唇の赤い部分と肌色の部分のちょうど境目に根の深いニキビ(20歳を過ぎたら「吹き出物」と呼ぶらしい)ができた。

「寝酒」と称して芋焼酎を一合ほど愛飲することを日課としている罰が当たったのかもしれない。

いずれにしても、これは金管奏者にとって恐怖のできごとである。吹奏するためには適度な圧力が必要なので、テューバのマウスピースがちょうど「吹き出物」に当たり、痛くて演奏に対する集中が困難になるのである。

プロの奏者のなかには、このような最悪の事態を防止すべく、日頃から「チョコラBB」などのビタミンを採っている方も多いと聞く。

幸いにもアマチュアは週一プレイヤーがほとんどで、私の場合も、明日土曜日が練習日なので、火曜日につぶして脂肪のかたまりを押し出すという「荒療治」を施したおかげでなんとか間に合いそうな雰囲気である。そして来週の土曜日の演奏会本番までには完璧な状態で迎えられそうな気がしてきた。実に危ないところであった。

楽しい楽しい音楽活動も、「健康」あっての賜物であることはいうまでもない。たかがひとつのニキビであっても弦や打の奏者には殆ど影響を与えなくても金管奏者には深刻な問題。逆に管楽器奏者にとって問題なくとも他の楽器には大問題であることもあるだろう。

本番がある以上プロもアマもなく、コンディションを整えることに精力を傾けるべきである。

さて私は何をしよう?
芋焼酎の寝酒はやめられそうにないが・・・。