アレンジ物考
昨日、若かりし頃お世話になったYI吹奏楽団の演奏会を聴いた。
ビックリした事がいくつかある。
私が入団したときはYS吹奏楽団といって練習場所が新宿だったのが、詳しい経緯は知らないが池袋に場所を移し、名称もYIに変わった。(当時はその点もショックだった)そして今度は「個人情報保護法」の施行に伴い、名称変更を余儀なくされており、YI吹奏楽団としての演奏会は今回が最後とのことである。いったい法律のどの部分に抵触するのかわからないが国の定める法律でひとつのアマチュア吹奏楽団の名称を変えざるを得なくなるということにビックリ!個人的には実にさびしい限りである。
数えたら、かつて何回も同じ舞台に乗ったことのある方が10人いた。その内私が入団した昭和53年時に団員だった先輩が3人おり、現在齢50過ぎにして全開バリバリで活躍されていたのでビックリ!中年テューバ吹きの私にとって大きな励みとなった。
今回の演奏会のテーマは「名曲アワー」とのことで、誰もがどこかで必ず耳にした事のあるクラシックの名曲を網羅していた。 つまり全編管弦楽の吹奏楽アレンジ物という、吹奏楽団としてはある意味とても危険な冒険を試みたことにビックリ!
しかし普通の一般聴衆の立場に立ってみれば、聞いたことの無い作曲家の聴いたことの無い吹奏楽のオリジナル曲を聴くよりは、TVCMなどで馴染みのあるクラシックを聴いた方がよっぽど嬉しいだろう。実際演奏を聴くうちに懸念は消え、吹奏楽で管弦楽のアレンジ物をやることに否定的だった自分が、管弦楽には表現できない吹奏楽ならではのスカッとした爽快感を味わうことができたことに我ながらビックリ!アレンジ物も悪くないかも!
管弦楽曲を吹奏楽で演奏といえばなんといってもギャルドでしょう。
- アーティスト: ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団,リムスキー=コルサコフ,ラヴァーニュ,ウェーバー,パレス,リスト,シャブリエ,メサジェ,デュポン(ピエル)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/01/24
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