ウォームアップが不可能な場合

アマオケでもアマ吹奏楽団でも、仕事や家事の都合などでタクトダウンの時間に間に合わず、合奏練習の途中から参加する状況はよくあることだ。

弦楽器や打楽器はそれほど深刻な問題は無いだろうが管楽器、特に金管楽器の場合、いきなり曲を吹くと音をはずしまくりの「プリプリ」かすれた音の「ガスガス」貧弱な音の「ヘナヘナ」状態で、まわりの奏者に不快感を与える結果になる。

別室が確保されていてそこで音出しが可能であれば、短時間に要領よくウォームアップをしてから参加するのが他のメンバーに対する礼儀でもあり、ベストだと思うのだが、練習場所によっては、一切音出しが不可能な場合もある。そのような状況ではいったいどうしたらいいのだろうか。


私の場合

1、練習場所に向かう道すがら、今日練習する曲のイメージトレーニングをする。音源を聴くことが可能であれば聴きながら移動する。
2、練習場所に向かう道すがら、マッピでバズイングが可能ならそれを実行する。(特に音の跳躍など)
3、練習場所に到着して楽器を取り出したらマッピを装着して暖かい息を全ての管にまんべんなく送り込み、楽器を暖める。
4、現在やっている曲の楽譜をひととおり眺め、演奏の容易な場所(音域)から合奏に参加する。
5、次の曲に移る合間(チューニングの最中など)に集中して要領よくウォームアップをする。

当たり前といえばあまりにも当たり前だが、こんな方法で今まで乗り切ってきた。


実際今日の合奏練習では私自身がタクトダウンに遅れ、ウォーミングアップできない状況だったが、今日はこの中で3,4,5を実践して自分自身の納得は得られないものの、他の奏者に与える迷惑を最小限に抑えることができたと思う。

もっともテューバの場合マウスピースが大きいせいか結構アバウトで、いきなりでもなんとか演奏でき、トランペットの様にデリケートではないというのは事実かもしれない。


本日の練習でテューバ降り番だった曲

デュカス:魔法使いの弟子

デュカス:魔法使いの弟子