私のマウスピース遍歴

○バック22
中学校の備品。他にもメッキが完璧にはげて緑青サビの浮いたニッカン製もあったが使用不能につき選択の余地は無かった。
が、結果的に最初に出会ったマッピがこれだったのは良かったのではないかと思っている。
高校に進んだところ、偶然にも高校の備品が再びバック22だったので岩手県の楽器店ではこれしか仕入れてないのかと思ったぐらい。



○バック24AW
高校2年の時ヤマハYBB-321アップライトテューバを備品で購入。その際新規にマッピも購入しようということになって、バック製のものを数種類試奏したが、深く暗く柔らかくきめ細かい音のする24AWが私には運命の出会いと思えた。
だから社会人になった時、まだ所属する団体も購入する楽器も決めていないのに「とりあえずマッピを!」と思い、銀座「山野楽器」にて24AWを購入した。
そしてこれを結局40歳まで浮気もせずに使用したのは、途中ブランクが10年あったことを割り引いても、ものぐさが過ぎるかもしれない!



○ティルツNEA M−8
金管アンサンブルで「クラーケン」やることになったのだが、「こんな低い音出ない!!」ということで最初はみじめな想いをしながらオクターブ上で演奏していた。

こんな事ではいけないと思い、平日仕事の休みを取り、新大久保の「ダク」で店にあるだけのマッピを全部試奏させてもらい、自分のフィーリングに一番合ってなおかつ「クラーケンの低音が出せる可能性あり」でさらに「マイスタージンガーの高音が出せる可能性あり」なティルツを購入。その後精進を重ねてなんとか本番を乗り越えることができた。

今ではかけがえの無いパートナーとなっている。

朝練 管楽器の呼吸法 呼吸法・喉とアンブシュアの関連性  藤井完 著

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