ブラス！

グライムソープ・コリアリーバンド

日本では吹奏楽のコンクールがさかんで、大石清著の「テューバかかえて」によれば第２次大戦前から白熱していたらしい。少子化が憂慮される現在においても中学、高校は青春真っ只中ということもあり、非常に盛り上がっているところであるが、英国においては吹奏楽から木管楽器を除いた「ブラスバンド」が由緒正しき伝統の大人気コンクールなのである。

この映画は「グライムソープ・コリアリーバンド」という英国屈指の実在するバンドをモデルにして、炭鉱閉鎖に揺れる小さな田舎町の個性的な男達の奏でる人間模様を描いたヒューマンドラマの秀作で、東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞。さらに主演のユアン・マクレガーは日本での知名度が一気に高くなった。

驚いたのは、一日の仕事が終わって練習場に向かう時、皆楽器をケースに入れずに丸裸でで持ち歩いてるのにビックリ！勿論テューバもですぞ！そしてトロンボーンを持ったまま自転車に２人乗りしたのにはもっとビックリ！！経済的に苦しくてケースが買えないということなのだろうか、真実を知りたいものだ。

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