オペラハット

ゲイリークーパー主演

第9回アカデミー賞 監督賞 受賞作品「この映画を見れば優しくなれる」
というのがうたい文句になっている。

ゲイリークーパー演じる田舎者の好青年ディーズが主人公の遺産相続をめぐる周囲の人間のドタバタ騒ぎに巻き込まれる様子を皮肉とユーモアを交えてカメラに収めた秀作である。

この映画の何が「快楽のテューバ」なのかというと、主人公ディーズが初っ端田舎町の吹奏楽団でテューバを演奏しており、遺産相続後都会に行ってからも自分の家でテューバを一人寂しく吹いていたりするのである。

あのゲイリークーパーが!!ハンサムな青年(イケメン)がテューバをかまえると実に絵になるものだ。しかも1936年制作のアカデミー賞映画にテューバがあのように登場するというのは本当に喜ばしい話だ。

実際にクーパー本人が演奏していたのかどうか興味あるし、あの楽器はどこのメーカーなのかも興味がある。ハリウッド映画で使用するといったらさしずめアメリカの「コーン社製」あたりだろうか。