惑星

ホルスト

ロジャー・ボボがロスフィル在籍中に録音した名盤。

ホルスト:惑星 / ウィリアムズ:スター・ウォーズ

ホルスト:惑星 / ウィリアムズ:スター・ウォーズ

勿論主役はこの名曲そのものであり、当時新進気鋭の指揮者ズービン・メータであり、ロスフィルなわけだが、おそらくロジャー・ボボは一番油の乗った時期で、名実ともに世界のトップテュービストであることの証拠がそこかしこに見受けられるのである。

最もはっきりと聴き取れるのは「天王星」で、ロジャー・ボボの特徴である張りのあるパリパリと乾いた重低音は、まるでシンセサイザーか、エレキベースにファズをかけて弾いた時の音のよう。それはまさにスペースファンタジー「惑星」にぴったりのファンタスティックな音なのだ。

残念ながら私はこの大好きな名曲(しかも絶対テューバは超美味)を演奏した経験は、吹奏楽にアレンジした「木星」を「初見大会」で一度だけ譜読みしたにすぎず、弱小アマオケがやるにはあまりにも巨大すぎる編成は、今後演奏するチャンスを拒む大きな壁となっている。

余談だが「ジュピター」を大ヒットさせた平原綾香に、今度は第一組曲の「シャコンヌ」に歌詞をつけて歌ってもらいたいと思ったのは・・・・私だけだろうなぁ。

Jupiter

Jupiter