ポンセ・デ・レオン 

オリヴァドーティ

中学2年生秋の文化祭で演奏した、スクールバンドの友!オリバドーティの名作である。その頃の自分は、超簡単な曲なら初見である程度吹けるようになってきて、楽器を吹くことが楽しくて楽しくてしょうがなかった記憶がある。従ってこのお手ごろな曲もいい思い出となっている。

その後社会人になり、手に入れた大阪市音楽団のLPレコードでこの曲を聴いたときは驚いた。テンポの設定も歌い方も全然違う。大人の演奏なのである。ユーフォニュームとテナーサックスのゆっくりとした中間部の美しいメロディなどはとろけてしまいそうに歌い上げている。「こんなにきれいな曲だったのか!」

所有していたアナログレコードは全部手放してしまったので、もうこの演奏を聴くことはできないのは残念だけれど、それならば自らの手で演奏してしまえばいい。そうは言っても再びこの曲を演奏する機会は訪れるのだろうか、ちょっとなさそうな気がするがもしその時がきたら、ぜひアダルトな演奏をしてみたい。


ウインド・スタンダーズ(3)

ウインド・スタンダーズ(3)