「ファウストの劫罰」より ラコッツイマーチ 

ベルリオーズ

聴いているぶんには幻想交響曲を連想させるような雰囲気のあるいい曲なのだけれど、テューバの音域が高い(幻想も高いが)のでアマチュアにはちと辛い曲。F管やE♭管でやればいいという声があるが、所有してなければ仕方ないし、この曲をきっかけに自分のハイトーンの限界域を高める練習を始めると良いだろう。

今から6年程前、相鉄線T駅前のファーストフードの2階で、上野の森ブラス のテューバ奏者 杉山淳さん にお会いしたとき、「ハイトーンが苦手なのでF管を購入しようかと計画中なのですが」と相談したところ、「B♭管で出ない音はF管でも出ないよ。F管というのは音色が違う全く別の楽器だと思ったほうがいいヨ。」とのこと。目から鱗の回答に思わず納得。経済的に余裕のない私は、結局今のC管1本に落ち着いた。

ちなみに私が高音域を充実させるための練習のヒントをいただいたのは佐藤潔著の「うまくなろうテューバ」。「うまくなろう〜」シリーズは一見中高生向けの文章なのだけれど、うまくなるためのヒントに年は関係なく、熟読しておまじないや呪文のようにコツコツと実践したところ、わずかではあったが成果が見られた(ような気がする)。


うまくなろう!テューバ (Band Journal Book)

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ベルリオーズ:ファウストの劫罰

ベルリオーズ:ファウストの劫罰