クラーケン

ヘイゼル

いわゆる「三匹の猫」シリーズの「もう一匹の猫」である。このクラーケンは音域の面でテューバ奏者にとってはなかなか手強い曲といえよう。
ヘ音記号の下第五線のDの音を最低音とする音階が幾度となく出現するのでたまったものではない。その辺の音域だと、しょっちゅうブランクの入る中年のアマチュアプレイヤーには音を出すのがやっとで、正確な音程で輪郭のはっきりした音など夢のよう。
しかしながらテューバの醍醐味とはやはり低音の魅力であり、裏を返せばこの曲を他のメンバーと息をそろえて完璧な演奏をすることができたらさぞかし快感だろうと思われる。
それにしてもこのやたら低い音を、ジョン・フレッチャーはE♭管のテューバでいとも簡単に演奏していたのだから本当にすごい!プロ奏者は皆これくらい当たり前なのだろうか?

アンコール集

アンコール集

  • アーティスト: フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル,ヘイゼル,ジョプリン,アブレウ,モンティー,ドビュッシー,プレムル,J.ガーデ,ハワース(エルガー),アイヴソン,ハワース
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/01/25
  • メディア: CD
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