交響曲第9番「新世界」

ドヴォルザーク

第2楽章の「家路」や第4楽章の冒頭など、誰でもが知っている超有名曲であるが、テューバとしては、演奏する小説の総合計がたった16小節しかない(第2楽章の冒頭と終盤にある金管コラール)。

この出番の少なさをテューバ奏者としてどう感じるか。中高年になって体力の衰えたアマオケテューバ奏者なら大喜びであろうが、年に1度しか定演のないアマオケの演奏会でメインにこの曲が選曲されたら・・・・。いっそのこと降り番なら諦めもつくが、練習に参加しても皆の練習を聴くばかりである。これが1年続くとなるととてもつらいものがある。(私の実体験!!)

さらに言うと、長い長い休符のあとに静かなコラールにいきなり参加して完璧な演奏するなんて思ったら超緊張してしまって結局 パフッ となってしまう危険がある。

偉大なる名曲であってもテューバ的にはおいしくない曲筆頭といえそうだ。